今回は”擬態”するいきものです。
写真が多いので、2回に分けていきたいと思います。
海の中は、生物種によるパワーバランスが明確です。
からだが大きく、攻撃できる器官をもった生き物はつよく、小さく弱いいきものは補食される側となります。
しかし、補食される側も生き残るために上手に身を隠し生活しています。
宮城の海に生息しているちいさな生き物たちはとてもかくれんぼが上手です。
ですので、初めてこちらの海に潜られる方がいきものを探すことは容易ではありません。(私も初めのころは全然見つけられませんでした)
今回はこの記事をお読みいただいている方も、写真の中からいきものを探してみていただきたいと思います!
ちなみに写真は私がダイビングも写真もへたくそだったころの分かりにくいものを多く使用しているので、
解りにくさが増しているかと思います(笑)
さてまずは初級編!
これは一目瞭然ですかね。
サメハダヘイケガニ です!
以前も少し紹介しましたが、貝や木片などを背負って身を隠すカニです。
左手で木片をしっかりつかんでいるのが分かるかと思います。
カニは顎が強いタイなどの魚や、タコがよく捕食します。ちなみに「サメハダ」という名前の通り、体表面はざらざらしています。
次はこちら!
生息環境によって体色を変えますので、茶色にも黄色にも赤にも緑にもなります。
まるでカメレオン!
からだの色を変えることで回りに溶け込み、敵に見つからないようにしています。
うーんなんか土の上にごみ…?何かのかたまり?があるように見えますが…
海藻や海面などを身体につけて擬態する、ヨツハモガニです。
なんだかエビカニばかりですが…💦
次はおさかな!
これは簡単でしたかね?
黄色いカイメンに擬態していることが多く、じーっとしてなかなか動きません。
見た目はふんわりしていてかわいらしい魚です。
さて今回はここまでです!
水中に入ると、魚の群れがたくさんいるわけでも、大きな魚がうろうろしているわけでもありませんが、
よーーーく見るとそれはもう色んなところにたくさんの生き物がいーーっぱいいます。
食べる水中生物だけではなく、こういういきものもいるんだなぁということを知ってもらえればうれしいです。
次回は難易度がぐーーーっと上がりますよ~!(たぶん)