第8回 ダイバー・めしこの うみのなかブログ~エビ編~

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残りあと4回となりました!今回は「エビ」です。

エビです。よくフライとかお刺身とか、チリソースとかで食べるエビです。
とは言っても、私が紹介するのは食べられるエビではありません。
よく食用として扱われているのはクルマエビやアマエビ、ボタンエビ、伊勢エビなど、大きさがそれなりにあるエビですが、
本記事では大きくても5㎝ほどのエビを紹介していきたいと思います。

 

まずエントリーナンバー1番、体長3㎝ほど、”キタモエビモドキ”さんです。

すごく個人的なハナシで申し訳ないのですが、石巻女川地域で見られるエビの中で私が一番好きなエビです。

エビマヨに似てもこもこしていてかわいいので、好きなんですよね~。

このエビは比較的寒い地域でしか見ることができません。
面白いのはその姿だけでなく、”キタモエビモドキ”という名前も。
”モドキ”というのは、「似せて作られたもの」とか「にせもの」とかという意味を持つ言葉です。
例えば、”マツタケ”によく似ていて間違われるきのこの名前は”マツタケモドキ”、というように、”モドキ”という名前を持っているいきものには、その元となるものが存在しているはず…

なのですが!!

この、キタモエビ”モドキ”、実は”キタモエビ”という名前のエビはいないのです。
一体何にモドいているんでしょうか…(笑)

 

さて次はエントリーナンバー2番、こちらも体長3㎝ほど、”カムチャッカモエビ”さんです。

”カムチャッカ”という名前はロシアの”カムチャツカ半島”より来ていると思われ、その名前の通り主に日本の北側に生息しています。
(が、南の方でも目撃例があり)

カラーバリエーションが多いエビで、住む場所によって体の色が変わります。
主に海藻にくっついていることが多いのですが、赤い海藻にいる個体は赤、緑の海藻には緑、茶色っぽい海藻にいるもの茶色……などなど。

これは緑の海藻についていたので緑色。

エビは、釣りをする場合にもよく撒き餌などに使われたり、魚を飼っている人はそのエサに利用されたりと、海の中での力関係ではかなり下の方に位置しています。
多くの生き物の捕食対象になるので、うまく身を隠して生活しているのですね。

 

お次は3番、スナエビさんです。

正面から撮ったものなのでちょっとわかりづらいですが、いつも岩の隙間や穴に隠れているのでなかなか全身を見ることがありません。
こうしてみると、水中生物というよりは昆虫みたいですね。

”スナ”エビなので砂地に住んでいるのかと思いきや、全く違います。
名前の由来は、からだに砂のような斑点のもようが付いていることからだそうです。
私は食べたことはないのですが、北海道ではよく食用にされ、甘くておいしいそうですよ。
スナエビは、先に紹介した2種類よりも個体数が多く、どこでも見ることができます。

 

実は私、こういう水中にいる小さいエビカニ類が大好きです。
あまり語りすぎてしまうと長くなるので、惜しいですが次で最後にしたいと思います(笑)

最後はサラサエビさんです。
写真中のフサギンポの左隣にいるしましまのエビです。(エビ好きなくせにさっきからピントがちゃんと合っている写真が少ないですね(笑)

これはダイバーの間では最もと言っていいほどポピュラーなエビではないでしょうか。分布が非常に広く、北から南まで、割とどこでも見ることができます。
プランクトンや、魚の体に付いた寄生虫を食べて生活しているようで、魚の体のうえに乗っているということも珍しくありません。
手を近づけるともちろん逃げてしまいますが、その習性からか、じっと待っていると手をツンツンしてくることもあります。
サラサエビも、スナエビと一緒で岩の隙間を除けば必ずと言っていいほど会うことができます。

”エビ”というと、おいし~い食べ物というイメージですが、ひとたび水中に入ればかなりたくさんの小さなエビが住んでいて、
そのカラーも性質もさまざまです。(エビだけではなく生き物全般にいえることですけどね)
たまには食べるだけではなく、じっくり観察してみるととってもおもしろいですよ!

 

 

とっても蛇足なのですが、日本で見られるエビの中で一番好きなのは

トガリモエビです。めしこでした。(これは関東で撮った写真です)