第7回 ダイバー・めしこの うみのなかブログ~ギンポ編~

今回は「ギンポ」です!

ギンポも食卓にはあまり並ばないので、海に関係する仕事をしている人以外はなじみがないかもしれません。

ギンポは穴の中や岩の隙間などにすみ、身を隠しながら生活しています。
穴の中から顔をのぞかせているのが良く見る姿なのですが、出てくると体は案外ながーーい!
体をくねらせるようにして移動します。泳ぎはそんなに上手ではありませんが、結構な速さで動きますよ!

石巻・女川にいるギンポは、コケギンポ、アライソコケギンポ、イソギンポ、ムシャギンポ、フサギンポ、タケギンポ、アキギンポ…など、わりとたくさんの種類が生息しています。

まずは一番個体数が多い(?)コケギンポ

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次点で多い、アライソコケギンポ

カエルっぽい顔立ちが特徴のイソギンポ

 

 

”ギンポ”と名前のつく中では最大!顔面のインパクトがすごい、フサギンポ

フサギンポとちょっと似ていますが、大きさと色の鮮やかさが違います。アキギンポ

他のギンポよりも薄くて長め?タケギンポ

 

日本中をみると、まだまだたくさんのギンポがいますが、石巻・女川地域だけでもこれだけの種類が観察できます。

三陸沿岸は特に個体数が多いのではないでしょうか。
とはいうのも、水底の岩にはギンポのすみかとなる小さな穴が無数に空いているためです。
この穴は、貝のなかまが摩擦や酸で溶かしたものです。

※これは違う魚の写真ですが、周りは穴だらけ。

よく南の海でみられるチンアナゴ(写真)は穴の中でみんなつながっている…?という都市伝説(?)がありますが、こっちの海ではギンポがそうなのではないかと疑われています(本当に?)。

魚の中でも結構特徴があるほうだと思うのですが、いかがでしょうか?
近づいてみるとすぐ穴にひっこむ子もいれば、口を大きく開けて威嚇してくる子もいます。

性格もさまざまで、見ていてとっても面白いですよ☺
仙台のうみの杜水族館でも展示しているはずなので、機会があったらよーーくみてみてくださいね♪

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