ダイバー・めしこの うみのなかブログVol.2 第5回~擬態 編②~

めしこです!

前回から少し間が空いてしまいましたが、引き続きかくれんぼする海のいきもの2回目です!

前回の記事は>>こちら<<

さてさて、今回は昔撮った写真の下手さも相まって、難易度がぐーーーんと?あがっております!!

それではさっそく行ってみましょうー!一枚ずつ見て探してみてくださいね♪

 

1番!

小石がたくさんの水底に魚が一匹隠れています。(これはまだ簡単かな?)

 

 

ここにいます!

 

近寄ってみると…こんな感じです。

こちらはカジカの子どもです。石ころによく擬態していますね。この魚に限らず、小さいうちは特に身を守るすべが”見つからないように隠れること”しかありません。周囲の環境によくなじむことで身を隠します。

 

 

お次はこちら!さぁーこれは結構難しいです。というか知っている人でないと無理かもしれません(笑)

ちなみに、ピンク色の貝やホヤではありません。

 

 

 

いきものはここにいます!!

 

これは、”ヒラミルミドリガイ”というウミウシ。次の写真のように、緑でないところにいるとまだわかりやすいかもしれません。

ウミウシの図鑑にも、「いる!と信じて探さないと見つけられないウミウシ」というようなことが書いてあります(笑)

ひじょーーーにうまく擬態しているウミウシです。地味なようですが、よーく見ると青色の斑点が身体についており、結構きれいですよ~。

 

 

続いてはこちら!

これは陸でもなじみがあるお魚です。

よーーく見ると目が!(見えますね!?)

 

 

 

正解はココ!

カレイの子どもでした!

カレイやヒラメはその薄い身体を活かして、また、砂や石のような模様で水底の構成物に擬態して獲物を待ちます。

ちなみにカレイはゴカイなどを、ヒラメは割と獰猛(どうもう)で、鋭い歯で魚や甲殻類をバリボリ食べてしまいます。

 

 

 

では最後はこちら!

これは私が初めてカメラを持って潜ったときの写真です。またしてもですが、ピンク色の貝ではありません!!(笑)

そして右下のつぶ貝でもありません!(笑)

薄目で見ると目?が…見え…見え…ない??

 

 

 

ここ!ここにいます!

 

…が、これは何だかわかりますか??

 

海のアイドル、ダンゴウオです!!(8年間で写真はちょっと上達しました…(笑)

以前の記事でも書いたのですが、ダンゴウオは生息環境に合わせて体色を変えます(変わらないやつもいます)。

赤い場所にいるのは赤、ピンクの場所にいるのはピンク…。

おさらいしたい方は>>こちら(うみのなかブログ・ダンゴウオ編) からどうぞ~(∩´∀`)∩

 

 

ダンゴウオも本当に上手に隠れます。

周囲の環境だけでなく、貝、ヤドカリにも。ぱっと見ただけでは水中は特にどれがダンゴウオか分かりません。

↑左から、貝、ダンゴウオ、貝、ヤドカリ ちなみにダンゴウオの大きさは1㎝未満です。

 

 

石巻や女川の海では、かくれんぼの上手な生き物がひじょーーに多いのです。

南国の海のように、パッと見て魚がたくさん泳いでいる海ではないのですが、よーく見るとそこに負けないくらいの生物種の多さを誇ります。

初めての方には見つけづらいかなぁと思いますが、眼が慣れて来ると自分でもたくさん見つけられるようになりますよ♪

あとはいろんな写真を見ること、です!

海に潜らない方はもちろん、潜る方の参考にもなればなぁと思います。

 

ではまた!

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