第6回 ダイバー・めしこの うみのなかブログ~ダンゴウオ編~

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今回は、昨今知名度が高まってきた(?)ダンゴウオです!

ダンゴウオはそのキュートな見た目から、アイドル的な扱いをされている魚。
水族館の常設/特別展示などでもよく見かけることがあり、ダイバー以外にも人気があります。

ダンゴウオは、大きくなっても体調が1~2㎝の小さな魚。年魚のため、寿命は1年です(たまに1年以上生きている個体もいますが)。
かれらの住処はさまざまで、海藻や岩の上、穴の中などで見ることができます。
おなかに吸盤がついており、それを使って流されないようにくっついています。
ダイバーが耐えられないような流れの中でも、ダンゴウオはその吸盤によって流されないようにしている姿を見ることもあります。(吸着力すごい!)

そのかわり、魚ではありますが泳ぎはそんなに上手ではありません。ちいさなひれを一生懸命動かして短距離を泳ぐことはありますが、どちらかというと、泳ぐというよりは流されているといった方が近いかもしれません(笑)
くっつく場所はでこぼこしているとすわりが悪いのか、場所によっては頻繁に体を動かしたり震わせたりして、安定する場所を探しています。

ダンゴウオのオスメスは、人相(笑)ではなく、背びれで見分けることができます。

オス

 

メス

オスが穴の中で卵を守り続けるのですが、外敵から卵を隠すためにオスは背びれをぴんと立てる必要があります。
そのため、オスは背びれが大きめで、メスはよく見ても背びれがよくわかりません。

これが卵を守っているオスです。

…ちょっとわかりづらいと思うので、絵にしてみました。

宮城の海で見るダンゴウオは、赤やピンクが多いですが、生息環境によって体の色が変わる個体もいるようです(変わらないものもあります)。
ピンクの岩肌のところにいるものはピンク、赤い海藻の上にいるものは赤、オレンジのサンゴに囲まれていた個体は、オレンジっぽい色になっていました。

オレンジ色のダンゴウオ

関東の方では、緑色のダンゴウオも見ることができます。
体が小さいうえに、泳ぎもそんなに得意ではないので外敵に狙われないように保護色になってうまく身を隠しているんですね。
また、ダンゴウオの近くには、彼らとよく似た形の貝がたくさんあります。
色だけでなく、周囲のものもうまく利用して生活しています。

ダンゴウオの幼魚はとても小さく、生まれてすぐくらいはなんとゴマ粒くらいの大きさです!
生まれたてのダンゴウオの頭には、”天使の輪”と呼ばれる白い円の模様があります。
これは成長するにしたがってどんどん消えて行ってしまうので、この時期しか見ることができず、これもダイバーにはとても人気があります。

☝ダンゴウオの幼魚

 

ダンゴウオの仲間には、数年前に某水族館でCMを流していた「ナメダンゴ」というのは、石巻・女川の海で見ることができるダンゴウオとは別な種類です。
他にも、たまーーにこちらの海でも見ることがありますが、「ゴッコ」と呼ばれている「ホテイウオ」、ちょっと姿が違いますがおなかに吸盤がついている「クサウオ」や「ビクニン」という魚がいます。
余談の余談ですが、ダンゴウオの仲間で体調が50㎝くらいになる魚がいるのですが、この魚は卵はキャビアの代わりとして使われているみたいです。
…というとダンゴウオの卵ももしかするとおいしいのかも……?

というところで、今回はおわりです!
次回もお付き合いくださいm(__)m