第9回 ダイバー・めしこの うみのなかブログ~クチバシカジカ編~

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めしこです。
今回のいきものは”クチバシカジカ”です。

まず、文章だけで魚の見た目を想像してみてください。

クチバシカジカはその名前のとおり、とがった口をもつ魚です。
2頭身で、大きくなっても7~8cm、色は黄色っぽく、動物でいうとイノシシの形に似ています。

以上の情報のもと、友人に描いてもらったクチバシカジカがこちらです。

ドンッ


あ~~~~~~~ひどい(笑)

けど、惜しい?????
というか、”キイロ”って(笑)

…と、これは置いておいて、
こちらがクチバシカジカです!!↓

変わった魚ですよね~。

クチバシカジカは、潜水での継続観察は日本ではいま、ここ三陸沿岸のみ。
海外ではカナダやアメリカにも生息していますが、別な種類ではないかと言われています。
かなり珍しい魚で、個体数が少ないため水中でも”潜ればかならずいる!”というものではありません。

横からみると上の写真のようなかたちなのですが、これが角度を変えてみると全く違います。
これが見つけにくくしている要因のひとつかもしれません。

正面からみるとこんな感じ。

 

めしこ的クチバシカジカの推しポイントはこちらです↓

①光を当てた時のキャッチアイ(アイキャッチ)=目に映る光のきらきら がきれい!

クチバシカジカにかかわらず、カジカ系の魚はこれがとてもきれいです。
が、クチバシカジカはこれが稲妻のようなギザギザになります。

ちなみに、下に見えている白いのは卵です。

②興奮すると濃くなる?もようが不思議!

フツーの状態がこちら↓

通常状態

うっすらと頭部に茶色いもようがあるのですが、興奮・緊張してくるとこれが濃くなる?

もようあり状態

もちろん個体差もあると思いますが、私はこれを見ると「もののけ姫」のシシ神さま(だいだらぼっちの時の)を思い出します。
知らない人は検索してみてください(笑)

③泳げない

クチバシカジカは、移動するときに水底や壁をむなびれを使って、人間でいうと”ほふく前進”のような感じで移動します。
お腹をずりずりと擦って動く姿が、ぜんまい仕掛けのオモチャのようでかわいらしいです。

 

そんなに大きさもなく、漁で網にかかることもほとんどありません。食用でもないので一般的な知名度は低いです。
また、観察できる生息域がせまく、数も少ない魚なので、その生態はまだ詳しくわかっていません。
ただ、こんなレアな魚が石巻・女川地域にいる!!ということだけでも知っていただけたらと思います。

仙台のうみの杜水族館でも見ることができるようですよ~。
リアルクチバシを見たい方は、水族館か、ダイビングを始めてください(笑)
ご指名いただければ、喜んで指導します(*´▽`*)

残り3回、引き続きどうぞお付き合いくださいませ♪