第4回 ダイバー・めしこの うみのなかブログ~アイナメ編~

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さて、第4回は鮭に引き続き子育てシーズン真っ最中の「アイナメ」です。

アイナメはこの辺では”ねう(根魚)”と呼ばれます。
海中にある大きな岩場のことを”根”というのですが、その周辺によく生息するためこの通称が付いたようです。

関西の方では高級魚として知られていますが、石巻周辺ではそこそこポピュラーな魚で、刺身や汁物などでよく食べられます。
生物界では、オスがメスの気を引くためにからだの色を変えることはよくあることですが、アイナメも繁殖期(はんしょくき)になるとからだの色が変化します。
この色のことを”婚姻色(こんいんしょく)”と言います。
アイナメの場合は、オスのからだが金色に変化します。

 


これが卵を守っているオスです。
とっても色が鮮やかですね。これは陸に上げてしまうと、ここまできれいな色には見えません。
水中だからこそ、魚本来の生き生きとした色や姿を見ることができます。

写真のアイナメの左下にあるプチプチしたものが卵です。
卵はメスによって色が異なり、モテモテなオスだと複数のメスの卵をひとりで守ります。

 

 


これがモテるオスが守っている卵たちです。よく見ると手前から4色に分かれています。

 

さらに拡大してみると…


これは産みたての卵なのですが、宝石のようにきらきらしていてきれいです。

発生が進んでいくと、小さいながらも段々と魚のかたちに近づいていきます。

 


卵の中で光っているのが眼です。
穴が開いているように見えるところは、もうすでに孵化(ふか)したあとの抜け殻ですね。
生まれてくるまで、オスは卵に新鮮な海水を送り、ウニやヒトデ、ヤドカリなどから卵を守り続けます。

オスもメスも個体によって性格はさまざまで、
ダイバーが近づいていくと卵を置いてすぐ逃げてしまったり、
逆に威嚇(いかく)して噛みついてきたり、
「どうぞどうぞ」と言わんばかりに卵を撮影させてくれたり、
人間もそうですが個性(魚性?)があります。

最近、卵を守っているオスは臆病(おくびょう)な個体が多い気がします。
人間界と一緒(?)で、イマドキは草食系男子の方がモテるのかもしれませんね(笑)

 

さて、次回は12月中旬頃更新予定です♪お楽しみに(?)